平成四年(1992年)の11月19日、熊本市民会館にて青年江原会フォーラム「ディスカバー士君子」が開催された。これは平成四年度の青年江原会(会長永田壮一 高22)が、創立百周年を七年後に控え、野田初代校長の建学の精神を探求する目的で、初の試みとして行ったものである。
まず永田会長があいさつ。第一部は、水野江原会会長の講演。内容は、「士君子」「立志篤行」に集約される本校の教育理念から始まり、初代野田寛先生のプロフィールとイートン校に触れ、熊中には現在にも受け継がれているリベラルな空気があったこと、激動の今日ほど志の高い人間形成教育が必要であると述べて締めくくった。
第二部はシンポジウム形式の討論で、在校生から江原会員まで広い層から蚤言があり、本校の校風・実績・地域社会からの評価などについて活発な討論が行われた。司会は宮村健一郎実行委員長(高23)、石原靖也事務局長(高24)。パネリストは江原会から旭美輝夫(高1)高宮宏(高10)、育友会から光多豊(高12)、原育美氏、教職員から西井邦紀、福本真也(高24)、在校生から田瓜宏和生徒会長、松村竜也文化委員長、城美和体育委員長、青年江原会から寺本哲(高24)中村幸子(高24)西野隆一(高28)楠尋美(高43)。総括は唐木熊本高校長であった。
|